今日の雑記

生きることでいっぱいいっぱい

「ヘラクレスの栄光3」について

http://risky-safety.org/zinnia/d/2011/08/#20110821-t2-h1-p0
Zinnia 兄さんの日記を読んで。Zinnia さんとこでリンクしてる実況動画は観てないので、その上でのリプライになりますが。
できれば、本当にできれば Zinnia 兄さんには、動画を観る前に「プレイした」上での感想が見たかった、という思いが強い。恐らく物語の本筋の全てを知ってしまったのだろうから、「全てを知った上」でプレイして、そこから出てくる感想というのもまた興味はあるけど、やはり「殆ど知らないままプレイした」感想はこの日記とは全く違った、なんだろう?今回の日記には書かれていない別の感情を思い起こしつつ、主人公とプレイヤーである自分を幾分重ねつつ、そこから紡ぎ出される言葉、とでも言おうか、そういう文章が読めたんじゃないのか?と、勝手に想像している。伝わりにくい文章で申し訳ないけど。
何人かのリアル友人や知人には話したかもしれないけど、ボクがこのゲームをプレイしたのは21歳の時なのだが、クリアした時は自分ひとりしかいないワンルームマンションの一室で、夜中だと言うにもかかわらず号泣した。ゲームであんなに泣いたのは後にも先にもこのゲームだけだ。「多感」というにはそこまで若くなく、だけど「大人」というにはそこまで大人ではない当時のボクだったけど、そんなこと関係なく泣いた。そこにあった感情はうまく文章にできないけど、少なくとも「エンディング直前」まで「主人公≒プレイヤー」というか「プレイヤー=主人公の目を通したこの物語の視聴者」だったのが、ある場面で一気に「主人公=プレイヤー」と思うに至った、それまでの道のりや苦労(<バランスの悪さとかがよく言われる)がフラッシュバックしてきて、そしてエンディングの最後に...、という流れで、ボクの涙を止める要素なんて、何一つなかった。
まあ、ここまで号泣した奴はそんなにいないかもしれないけど、上に書いた Zinnia さんへの思いは、そういう体験があったからこその、という話で理解していただければいいです。作品をどういう形で楽しむかは人それぞれで、ボクにその手段や方法を強制する権利はないです。