今日の雑記

生きることでいっぱいいっぱい

「知らない」ということ

どのカテゴリにしようか悩んだんですが、一応、このカテゴリで。
ここ数年よく聞く話で、若い子が「DOSのコマンドを知らない」とか「UNIXのコマンドを知らない」など、主にターミナルのコマンドを知らないことを嘆く方々がいらっしゃいます。「いらっしゃいます」なんて何も大仰な表現すな。
ボクからしてみれば、GUI全盛の昨今、そういった「前世紀的な事を知らない」なんてのは、当たり前というか、理解できる範疇なんですけどね。むしろ、ボクが今現在20代前半だとしたら、知らなくてもおかしくないでしょうし。
そういう事を嘆く人は、皆一様に「こんなことも知らんのかい?」って言いますが、じゃあ、そういった方々に聞きますけど、「昔々、メモリに液体の物が存在した。今の人間はそんな事も知らんのか?」と言われたら、どう思います?
当然、「知ってるよ」という方もいるでしょうし、「んなこと知るか」という方もいるでしょう。
それ、そのままさっきの話にも当てはまるんですよね。「ターミナルコマンドなんて知るか」という人もいれば、「ターミナルでないとイヤン」という人も。それでいいじゃないですか。
確かに、これを知っているといろいろな場面で役に立ちます。ハードウェアを知っていればソフト開発に絶対役に立つ、みたいなもので、「知っている」にこしたこたないんです。
でも、「知っていれば役に立つ」という話であって、「知らないのは駄目」というのは、行き過ぎだと思うんですがどうでしょうか?知らなければ覚えるようにすれば良いだけの話であって。
こういうことを声高に言う人達って、知らないことをさも「できない奴」というふうに扱いがちなんですけど、ボクから言わせれば、そういう人達ほど「使いにくい奴らだなー」と思ってます。
と、とあることを見守りながら思っていた次第。