今日の雑記

生きることでいっぱいいっぱい

ベーマガ 2.0

同じような事を考えている人は他にも居るんだなあと、ちょっと嬉しい気持ち。
ベーマガ2.0」が日本のゲーム産業を救う http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000020062008&landing=Next
「次のベーマガ」については、以前 ABA さんと呑みながら話はしていて、実現に関して問題になっているのは...、

  • 開発環境(BASIC のように共通で学習が簡単で機種間の差が少ない言語)
  • 発表媒体(やはりネットなんですかねえ?)
  • 「Dr.D」の存在(ソースを査読してくれる権威(説得力)のある人)

こんなところですか。
問題となってるのは「1」と「3」で、「1」については...、

  • C や C++ は学習コストが高すぎる。
  • PythonRuby とかもあるけど、ゲーム作りには別途ライブラリが必要。<一つで完結していない
  • AS3(=FLASH ゲー)もいいけが、ゲーム向けではない。<パッドに対応してないなど
  • ↑2つにしても学習コストが低いわけでは決して無い。
  • 可能性としては「HSP」があるが、今学習するにしては汎用性(=他言語に移る容易性)が低い。

こんなところかしら。
「3」についてはまあそのままで、自分のソースを指摘されて「納得」できるほどの人、というのはそうそう存在しない。ましてやそれが「大多数のアマチュアプログラマ」まで広がれば、皆無だろう。
こんな感じなんで、「やっぱ無理だよなあ」と思っていたんですが、上記記事を見てちょっと「お?」と思ったのが、

一方で、逆の現象が欧米では起きている。<中略>ゲームをユーザーが勝手に改造できる「Mod」環境を提供することがパソコンゲームで一般化した。

ユーザーはゲーム会社の開発環境に近いものを自宅のパソコン上に構築でき、インターネット上にいくらでもある説明文書を見ることで、どこからでも好きなようにゲームの作り方を学習できるようになった。

なるほどなあ。
この話でキーとなるのは「ゲーム会社の開発環境に近いものを自宅のパソコン上に構築」で、ボクはこの辺に全く疎いんで具体的にどういう環境が用意されているのか知らないんだけど、「それを使って改造」することによって「ゲームの作り方を学習できる」というのは、確かにモチベーションという点では学習効果は高そうだ。「自分が弄った」部分が「実際に反映される」という「ゲーム改造」という行為は、ベーマガの時代にボク達がやっていた(そしてそれを足がかりに BASIC を覚えた)行為そのものだ。
ちょっと一本ぐらいこの手のものを触ってみた方が良いかも。